
アダムとイブの選択肢は実にシンプルだ。
彼らには目の前の異性とくっつくか、一生独身でいるか、リンゴを食べてしまうか、あくまで我慢し続けるか、二つに一つしかなかった。
一方、神様の事情は複雑だ。
神様はリンゴの木の周りをバリケードで囲ってしまうこともできた。
だけどそんなことをしたら、「信頼されてない」って二人がいじけるかもしれない。
じゃあ、リンゴの木を高くしてみようか。そうすればリンゴをとるのをあきらめてくれるかもしれない。
でも、とるのが大変だと思ったら、ますます食べてみたいと思われるだろうか。
そもそも神様は本当にリンゴを食させたくなかったのだろうか。
実は二人がどうしても我慢できないならそれもいいか、と思っていたのかもしれない。

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