2006年11月アーカイブ

自己主張できないひとの心の中には、憎しみが溜まっています。

それは、主張できない自分への怒りであり、主張させてくれない相手への怒りでもあります。

自己主張できないひとは、この小さな怒りを毎日毎日少しずつためこんでいき、憎しみという醸造物として心の中にしまっておくのです。

そして蓄積が限界に達したところでエネルギーを爆発させ、必要以上に過激な手段を使い、相手と自分をも深く傷つけます。 ときにそれは致命的で、自分の居場所をなくしてしまうことさえあります。

自己主張できないひとは、実は自分を爆発させてくれる着火役の存在を望んでさえいます。憎しみを溜め込むのはつらいことだからです。 さらに言えば、着火役には悪人が最適です。どんな原因で自分の心に憎しみが溜まっているにせよ、 傷つける相手が悪人のほうが罪悪感が少ないからです。

ただし、ここでいう悪人とは極悪な犯罪者に限りません。商品を間違えてしまった店員。自分が守る常識を守らない人。 自分がいるコミュニティの禁忌を誤って犯してしまった人。自分ができることができない人。自分ができないことができる人。自分より幼稚な人。 自分よりスレている人。動物を傷つける者。動物を過剰に保護する者。喫煙者。金持ち・・・ 自己主張できないひとが不快感を覚える対象者すべてです。

自己主張できないひとがその感情を爆発させたとき、周囲にいる仲間達はこう言ってくれたりもします。

「お前も、やるときはやるんだなぁ」

自己主張できないひとは、その言葉を聞いてとても安心します。

自己主張できないひとは、しかし気づいていません。たった今哀れな悪人にぶつけたものは、悪人自身への怒りに加えて、 自分自身への怒り、そして大切な仲間達への小さな小さな怒りの蓄積を上乗せしたもだということに。

Amazonでおもちゃのバーゲンコーナーを見ていたら、こんなものがありました。

83歳3ヶ月を過ぎるとなにか起きるのでしょうか・・・。

スゴイ本らしいということで以前感想を書いた『箱』ですが、大和書房から『自分の小さな 「箱」から脱出する方法』というタイトルで復刊されました。(コメントで教えてくださったkyuaoさん、 ありがとうございました)

中身は細かい言い回しまでチェックしたわけではありませんが、同じ本です。

個人的には旧版のとぼけた箱の表紙が好きだったのですが、肝心なのは中身なので素直に祝福したいです。



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